DXって何をしたら良いの? ~業務の自動化とデータ活用について~

はじめに

 昨今、 ビジネスのデジタル化(DX:デジタルトランスフォーメーション)を推進する動きが活発になっています。DXを推進する新しい部署が新設されたり、或いは新しい会社が立ちがったりと、どの企業も様々な対策を実施しています。

 その様な中、専門部署や会社を立ち上げたは良いが、どういったことから手を付けるべきか迷っている担当者の方も多いのではないでしょうか。そこで今回はDXを推進する際の課題や手法と、業務の自動化によるDXについて記載していきたいと思います。

経営陣とユーザーの板挟みになるシステム部門

 DXを推進するに辺り、まず最初に検討される事項はワークフローの改革ではないでしょうか。現状の業務自体を見直し、今までにない新しい価値を見出すことがDXの重要なポイントになります。システム部門から見ても、現状のワークフローを見直して別のシステムを再構築するようなプロジェクトは少なくありません。

 ただし注意点として、急激なワークフローの変化は現場からは反発にあうことも少なくない、ということです。特にビジネスユーザーは日々の業務に追われている中で、今までと違ったフローやシステム、手法を覚えることに少なからず抵抗を感じるケースもあるのではないでしょうか。

 ビジネスユーザーの反発は、DXを推進する上で想像以上に高い障壁となります。何故なら、ビジネスユーザーを管理している中間管理職、またはシステム部門はその間の板挟みになることをよく知っており、またそれにより彼等の動きが鈍ることはDX推進を阻害することになる大きな理由となるからです。

RPAによる業務の「改善」

 そこである企業のシステム部門では、まず現状の業務を「改革」する前に「改善」を行って「改革」の土台を作り、その後のステップとして業務そのものを変えていく、といったアプローチを取る方針に決定しました。また業務を「改善」する手法として、作業の自動化(ロボット化)を実現する「RPA」を導入することで日々の業務負荷をロボットに任せる、という取り組みを開始しています。

 RPA自体は現在ハイプ・サイクル上は下の図の通り幻滅期に入っており、この後啓発期を経て本格的な安定期に入ると言われています。


図:「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」(出典:ガートナー ジャパン)

 RPAによる業務改善が進めば、ビジネスユーザーが普段抱えている業務をロボットに任せることができます。では、実際に自動化できる業務にはどういったものがあるのでしょうか。今回は、データ活用の観点から考えてみたいと思います。

データ活用を自動化するには?

 RPAで業務の自動化を実現するには、RPAツールというものを導入して自動化するためのプログラムを作成していくのが一般的です。プログラム作成には多少のプログラミング知識が必要になることが多く、まずはプログラムの書き方を習得する必要があります。

 RPAが普及し始めた当初は、全ての処理をRPAツールで実現しようという企業が多かった様に思いますが、やはりRPAツールによる自動化だけでは限界が多く、昨今では処理によって自動化するアプリケーションを使い分ける思想が登場しています。

 例えばExcelによる帳票出力であれば、RPAツールよりもExcelマクロやVBAを利用した自動化の方ができることも多く、また各々の技術者も揃っているため、後々のメンテナンス性も良くなる、というのが実情です。またこの考え方はデータ活用のおいても同様で、自動化の仕組みをRPAツールではなくBIツールに任せてしまい、RPAツールはその処理を呼び出すだけ、といったご利用方法もよくお聞きします。

 まずは自社の中で取り組めそうな業務の自動化を洗い出し、その部分をロボットに任せる事ができるのか、というところから検討しても良いかもしれませんね。

最後に

 いかがでしたでしょうか。弊社ではBIツールの「Excellent」「WebQuery」というツールを開発・販売しているのですが、これらを使った業務自動化の例を下記のブログで紹介していますので、良かったら見てみてください。

早朝に出社する必要なし!<BR>社員に代わって、毎朝7時にExcellentが帳票を自動作成

2020年1月22日

RPAやExcelマクロ/VBAだけじゃない!業務効率化・自動化のための選択肢

2020年9月25日

最後までお読みいただき、ありがとうございました。